尾道紀行withアクリル水彩同好会

久しぶりのはてな日記は写真(ネコ含)たっぷりでお送りいたします。
(以下、重いので注意)






おーのーみーちー!
今日は初めて尾道にやって来ました!
サークルで「尾道に行ってあてもなくブラブラしよう!」という素敵な企画が立ち上がったのです。
そして参加者は自分を除いて全員女性!
に、荷物持ち頑張ります!!





なんか可愛いバスが止まってる!
具体的な計画がないので、とりあえず目に付いたものに飛びつきます。
駅を出てから「どこ行こっか?」なんて言葉が出てくる旅ですから、のっけからやりたい放題。


といっても時間は有限。
まずは目先にある商店街に突入し、経験者が「美味しかった」と語る尾道ラーメン屋さんに向かうことにしました。





商店街はいかにも「昭和の日本」な雰囲気。
多くのお店から日本国旗が飛び出していたのですが、これはどうやら今日が祝日(秋分の日)だからみたいです。自分のなかにはこういう考えは無かったので、友人に聞かされてちょっと驚きました。






路地裏をパチリ。
地元にもこういう場所はあるのですが、やっぱり何度見てもいいですね!
路地裏ハァハァ。





うーん、なんか旅に来たのに旅に来ていないような感覚……これこそが旅の感覚?(意味不明)


向かった先は、「壱番館」というお店。
人気店で、12時を待たずして満席でした。
いやいや、待つからこそ食べ甲斐があるってもんよ!





角煮ラーメンを注文。890円。
周りのみんなも角煮ラーメンを注文。
見ての通り具だくさんで、非常に食べ応えがありました。
なかなか美味しい! そしてもちろんお腹いっぱいです。


店内には芸能人のサインがいくつも飾ってあり(マギー審司の“耳”もあった!)、結構取材とかもくるのかなぁと思いました。店長さんも結構いいキャラしていて、楽しかったです。





食後消化を兼ねて歩くぜ!
行き先は……






ロープウェイ!
ここから山の上までショートカットするのです。


乗り込んでから少しの間に人がどんどん増えていって、じきに満員状態。
ロープウェイはぐらぐらするから皆が座れるようになってると思っていたのですが、普通に立つのね。大丈夫かよーと心配でしたが、揺れる車体は無事に任務を終えました。






良い眺め。風が気持ちいい!
細かいことですが、車体に小さな穴が空いていることに気が付きました。
緊急事態で水が入ってくるようなことがあれば、そこから逃がしていくようになっているのでしょうかね。






とりあえず山頂?
展望台にあがってみたり、喫茶店でアイスを買ってみたり。
360度のパノラマを前に、少し叫びたくなりましたが……いざ叫ぶとなると、何とシャウトすればいいのか分からないですねー。SATSUGAIするぞ!! なんて訳にもいかないっ。
大人しく階段を下りると、そこには、なんと……






ぎゃああああ!!
猫だーー!!


しかもただの猫じゃないですよ!
子猫です!!







たいへん人慣れしており、近づいて触っても逃げません。
子猫なのにのんびりとした動きです。
周りの観光客もその姿に気付き、あっという間に撮影会。
猫好きが多いアクリル水彩同好会メンバー達も、一斉にカメラを構えます。
可愛い! 可愛いよ猫ちゃん!





ごちそうさまでした。



さて、楽に昇った山を自分の足で下っていきます。
まずは文学のこみち。
どうでもいいけど「のこみち」が「もこみち」に見えますね。
本当どうでもいい。文学もこみち。







点在する石碑に刻まれた作家達の言葉を黙読しながらの山道もオツなものです。
志賀直哉の文章もありましたが、やっぱり上手いなぁ。






そんなことしてると千光寺!
全然知らなかったのですがここも観光名所だそうです。


みんなお賽銭を投げていましたが自分は何もしません。
「浄財」と書かれた賽銭箱の多さに辟易していました。
多分3、4つくらいあった……。


(うーん、あと御本尊(とされている)ものが安置されている場所の前にお店を構えているのはどうかなーと。もともと仏教にはお賽銭云々、お守りなどのグッズでお金を貰って云々、なんて事は一文たりとも記述されていませんから、ある意味では背いちゃってるわけなんですね。おばちゃんが「なんでもあるよ。無病息災、縁結び、成績優秀」なんて何度も何度も繰り返しながらまるで都合の良い神様を切り売りするように宣伝していたのにはちょっと気分が……と、旅の途中で色々考えてしまいました(汗)。だけど口にするわけにはいかない!
また「鎖修行」とか言ってちょっとした山登りの場所があったのですが、「浄財」として100円請求しているのに「これで起こった事故等には責任を負いかねます」とか書いてあって、おいおい賽銭という行為に功徳があるのなら、まず事故が起こらない、という守護あるんじゃないのか? ここで責任を負いかねるってことは、ある意味みんなの賽銭そのものに功徳があるかどうか責任を負いかねるってことじゃないのか? と思ったりもしましたが、これも口にするわけにはいかない!


しかし何よりも「こりゃいかんだろ……」と思ったのは、その御本尊のところで念仏が聞こえていたんですね。これ、当然誰かが唱えているんだろうと思ったのですが、畳の上には誰もいない。適当なタイミングでおじさんが出てきて変な場所に置いてある鐘を鳴らすだけだったんです。
ならば声はどこから!? って気になりました。


……裏にラジカセがありました。)






気を取り直して下山だやっほい!
下りに選んだ道を登っていく人も多くあり、改めてこの場所の人気っぷりが分かりました。
子供が競争しながら走っていく姿が微笑ましく、ついカメラに収めたくなりましたが、こういうのは今の世論的にアウトですね。世知辛いぜっ。






途中で何度か枝分かれしていました。
経験者の意見を聞いて、「猫の細道」というルートへ。
さっき“「猫の細道」たるルートへ”にしようとして、危うく江川達也っぽくなるところでした。






わっ、なんかいた!





構わず下っていくと……







いっぱいいた!


変わった演出だなー、なんて妙な感心をしながら歩いていると「招き猫博物館」という所に辿り着きました。博物館というと身構えそうになりますが、実のところ民家です。民家の2階がギャラリーになっていたのです。
200円の入場料を支払って上がると、そこは招き猫だらけの世界。四方の壁はもちろん、床にも、棚にもたくさんの招き猫が! これどうやって集めたんだろう? 大きい物から小さい物まで、またゴツい装飾が施された物まで、とにかく盛りだくさん。ていうかこんなにあったら怖ぇよ! というレベルでした。
しかし招き猫ひとつであんなにバリエーションがあるというのも凄いなぁ。それほど「金運」が庶民の関心を引くということでしょうか? こういう文化的な背景に想いを馳せるとドキドキしますねっ。


あとアイドル猫がいるらしいのですが、会えなかった……。
さすが、猫は気まぐれです。
(どうでもいいけど「おこづかいをちょうだいニャン」なんて書いて箱が置いてあった……)





また外に出て歩いていると、なんだか素敵な門構えが!
猫の小道に入ってから色々と興奮してます。
他のメンバーも然り。


じっくり道そのものを見つめてみると……





まーた憎い演出が!
思わず猫視点で撮ってみました。
内部で「これ本当に猫が通ったのかなぁ?」という意見が飛び出しましたが、ま、まさかそれはないよね……。





さて、山を下りました。
それなりに歩いたし、喉も渇いて、お腹も空いたなぁ……





もー都合良いなぁこれは!!


尾道こもん」というワッフルが有名な喫茶店です。
こじんまりとした店構えですが、中は白黒の配色がオシャレな良い感じの空間。
茶店という雰囲気もあり、ケーキ屋さんという雰囲気もあり、ちょっと不思議?





ブルーベリーアイスクリームワッフル(だったかな?)を頂きました。
見た目通り、なかなか美味しかったです。
自家製のアイスクリームにシナモンが入っていたのが印象的。
ワッフルも焼きたてで挟んであり、お腹もふくれて一石二鳥!
500円というのはチト痛いですが、良い経験になりました。
ウチのメンバーには2皿目に突入した猛者もおりました。
どんだけ甘い物好きやねん。
こういうお店、下宿先にもあればなぁ……。





また猫が!!


外に出た途端これだよ!!






早速、アクリル水彩同好会の深い愛情(なでなで)の餌食に。
若干鬱陶しそうな表情の猫。


ここでも他の観光客が気付き、一気に撮影会になりました。
この猫もなんですが、本当に人に慣れているのです。
尾道はそういうところ?





また商店街の方を歩く。
途中アイスキャンデー屋さんがあったので思わず駆け込んでしまいました。
あまりに衝動的だったので写真撮ってない……。
1本80円だったので、レモンとメロンを食べちゃいました。
薄味だけど、食べやすい。
こういうのも良いね!


そして、次はアイスクリーム屋さんを目指します。
有名どころらしい。
名前は「からさわ」。





たまごアイス(上ので220円)が美味でした。
もちろん自家製なのですが、これがまた何とも……!!
市販のものよりたまごの風味が豊かで、成分上は「アイスミルク」ながらも深い味わいがありました。
これならいくらでも食べられるぜ! ってことで同様のものまでお持ち帰り(事実上食べ歩き)してしまった……。





あと、落書き帳が置いてあったからみんなで寄ってたかって描きました。
こういう時に咄嗟に描くことが苦手なので、だめだなぁとちょっと反省。
ていうかみんな上手いよ! 流石!





海ですね。


お土産を買ったので、あとは帰るのみ。
その前にひとまず休憩です。





工場にちょっと胸躍らせたり。
土産屋さんでは尾道の海産物を加工した商品が並んでいたのですが、小さいエビを乾燥させたやつの袋詰めといかフライ、それからサークルへのお土産にえびせんべいを買ってしまいました。試食させて貰ったんですが、買わなかったものも含めてみんな美味しかった……!
それがこの工場で……なわけ無いんですが(絶対別の畑だ!)、見知らぬ街の工場を見ると「ここは何を作ってるのかな」とつい考えてしまいます。


ここでみんな戯れていたのですが、(これまでのも含めて)プライベートな写真は全面カットさせて頂きます。こ、心の目で見るんだっ!!


このあと若干の雨に打たれたり軽くハプニングがありましたが、無事に帰ってくることが出来ました。
半日くらい、いや実質的に一日中遊んでしまった!
ずっと賑やかにいられて、すごく楽しかったです。
こうして大勢で見知らぬ地に行くのもいいなぁ。
また機会があれば参加します!



尾道はなかなか良かったです。
書いていません(または行ってません)が、他にも見所はたくさん。
興味がある方は一度どうでしょう?