憤懣店舗 (そして個人的価格テクニック)

祖母に頼まれた買い物のため、近くのダイエーに行きました。まずはインストアであるジョーシンをぶらぶら、もはや日課でもある新品、中古ゲームの価格をチェック、また電化製品(主にオーディオとカメラ)の物色などをして、それから食品売り場へ向かう。こういう流れのうちに、「そろそろipod欲しいなぁ」と思うようになったのですが、近々発表のフルモデルチェンジを待たないといけません。


ここのダイエーは、近隣では一番大きいスーパー(3階建て)となっており、周辺住民は基本的にはここで需要を満たします。自転車で2分の距離に住むウチも、例に違わず買い物は大体ここです。が、個人的に言わせてもらうと、ダイエーはあまり良くない。店内の見てくれは良いけれど、商品の価格水準を見ると、やはりイオングループに劣っている……。何を価格指標にするかは人それぞれでしょうが、僕の場合は「カルピス 希釈用 500ml紙パック」と「明治 ダースチョコレート」をまず確認します。勝手に「カルピス指数」と「ダース指数」と呼んでいる。前者なら398円、298円、238円、198円と大体分かれ(セールも含め)、後者は98円、88円、78円(同様)と分かれてきます。平常時の価格ととセール時の底値を見て、価格指数を見分ける。特にカルピスは有効です。これが高いのに「お買い得!」としているお店は、大概カップ麺なども安くない。日清カップヌードルや焼きそばUFOを100円にして「生活応援価格」とすることもあります。自分的には、これらは78円、68円くらいにならないと買いません。そして安いときに、大量に買う。
ダイエーは、こういう自分なりの考え方で行くと「結構高い」です。その他おそらく日本の主婦が目安にしているであろう500mlペットボトル飲料やトイレットペーパー(ダブル)、ティッシュペーパーなどを考慮しても。これらもなかなか安くならない。また具体的な指標を足しておくと「フルーツセラピー」も。


今日は晩御飯のおかずの材料を買いに来たので、そういう商品には目もくれず、じゃがいもや人参などをカゴに放り込んでいく。台湾バナナが復活していたので悩むも、4本で298円という恐ろしい高さだったのでスルー。お金持ちになったら食べよう。それか精肉コーナーに行き、出てきたばかりの豚肉を選び、レジを通す。


さて、ここからが本題です。前フリ長ッ!


このときお腹が空いていたので、またしてもインストアであるドムドムバーガーで何か買おうとしました。昼の間は「ランチタイムサービス」ということで、日替わりで何らかのセットが安くなっているのです。今日は主力商品「甘辛チキンバーガー」。ということでそれを注文し、レジの上の看板(なんか電光で宣伝している部分)に「+100円でポテトをスーパーボックス(特大)に!」とあったので、「ポテトを大きいのにしてください」と付け足す。レジ打ちの段階で、従業員(他の人と違う色の制服だったので、社員かもしれない)がランチ割引を忘れていたので突っ込む。危ない危ない。ていうか教育甘いなオイ……。


金額請求のとき、何か値段がおかしいような気もしたけど、とくに考えず支払う。5分ほど待ったのち商品を受け取り、帰る。レジを打ち間違えた人は、深々と、綺麗におじぎをしていた。


帰ってから封を開けて、おかしいことに気付きました。ポテトがスーパーボックスじゃない。紙箱ではなく紙袋にポテトが入っている。よく見ると「L」と書いてある。まさかと思い、レシートを見ました。


「ポテト 80」と書いてあった。


そ、そんな馬鹿なッ!ポテトをLにする選択肢があるなんて知らなかったぞ!!


今回、僕は上の看板から「+100円でポテトを大きいサイズに変更できる」と知りました。並んだ表示から得られる情報はそれだけでした。そして、レジで「ポテトを大きいのにしてください」と言い、従業員が「はい、わかりました」と応えました。この時点で、僕は自分の要求が通じたと思っています。何故なら、分かりやすく表示してあるサイズアップのものが「スーパーボックス」だけであり、また従業員も素直に応じてくれたからです。
そして空けてみるとこの始末。ちょっとショックを受けました。


この出来事に関して、「値段をよく見なかったこと」と「他の選択肢を探さなかったこと」について自分にも責任はあります。でも、ドムドム側も「ポテトをどちらのサイズに変更するか」の確認が必要だったはず。「スーパーボックスに変更する」を「大きくする」に解釈を変換することは可能ですが、「大きくする」から「スーパーボックスにする」への変換は、選択肢がLとボックスの2つある限り、できません。どうして「大きくする」を「Lサイズにする」と受け止められたのかは謎ですが、こういう対応が続くなら、ちょっと不満の声が出てくるような気がします。


「まぁ、食べ過ぎにならずに済んだからいいか」と諦めましたが、やっぱりちょっと悔しい。そして反省。店員が悪かったのか、マニュアルが悪かったのかはわかりませんが(ランチタイムを忘れているくらいだから、店員のミスかもしれない)、こういう事態になってしまうのはよろしくない。言葉で思いを伝えるって、難しい。もっと、具体と抽象のレベルとか伝達をよく考えて発言しないと。んでもって人を使う側も、従業員をしっかり教育しておかないといけないだろうなぁ。マクドドムドムの違いはここかもしれない。


ところで、こうやってねちっこくグダグダ書いているのにはもう一つ理由があります。何と今回買い損ねた「スーパーボックス」、当たりくじ付きなのです。あと、あと20円で、くじが……。く、悔しすぎるゥ!!