ボウリングに挑戦。

今日はちょっとしたサークルのような集まりで、ボウリングへ行った。1年以上ブランクがある上、もともと全然できないタチなので不安ばかり。
人数が多いので4人ずつ、レーンで分けてプレイ。周囲はみんないい人なので雰囲気的にはリラックス。あとはどう投げるかだ。
昨日、家族にボーリングの件を伝えたら、必死になってアドバイスしてくれた。「俺は自分がするには下手やけど、教えるのは出来るからなー」とか父親が言って。それを思い出しながら、10ポンドの球を投げていく。


「まず脇をしっかり締めて真っ直ぐに腕を振り下ろす。小指が太股に軽く当たるように……。腰を落として重心を低く。そして、ボールはソフトに投げる。」


言いつけを何度も反芻する。風を切る掌をレーンと垂直にし、最後に何の未練もなく、すっとボールから指を抜いた。
ゴン、という音を最初に立ててからボールは直進する。狙い通りのポイントだ。ついにピンの灰色の陰に当たる。そして、まさに物体の芯が揺れたような、ガランガラーンという快音が響いて耳に伝わってきた。


ビギナーズラック! 何とストライクだ。狙うには狙ったけれど、まさか本当に上手くいくとは。しかも続けて投げたときも一度に全てのピンが倒れ、ダブル。ひとつ空いて、ストライク。あとはスペアも2つ取ることができた。


スコア:136。 何と前回の1.5倍以上!


そんな訳ないのに「あれ、俺これもしかして才能あるんじゃね? ここで後ろから袴を着た変なオッサンに声を掛けられて、“俺の人生 〜灼熱のプロボウラー編〜”とか始まっちゃうんじゃね?」とアホなときめきをしてしまった。なにが灼熱か。ボールとかピンとかを燃やしてどうする。ストライクじゃなくてただの火事じゃないか。
この奇跡的なスコアの時は、レーン中でも最高得点。ちょっとした大富豪気分になってしまった。嬉しい。


以前ゲーセンに初挑戦したときは2000円くらい一気に使ってしまったが、このボウリングも面白い。地理的に遠くさえなかったら何度も通ってしまいそうだ。UFOキャッチャーもそうだったが、「上達したい」と強い衝動に駆られてしまう。


……やばいな、シャレになってない。えーと、1ゲーム450円だから、毎回2ゲームするとして、諸経費併せて1300円くらいだとして、月に2,3回やってると……

やってると、大変なことになるな。

少しずつお金のかかる娯楽に目覚めていく自分を感じる。本気で気を付けていかないと。