半袖の悲劇
すごく珍しいことなんですが、半袖で大学行きました。
個人的に顔にある毛以外は大体存在理由がないのではないか? と思っている感じなので、ムダ毛絶賛大量発生な腕や足をさらすのはイカロスが太陽に近づこうとするのと同義です(意味不明)。
高校の時は夏でも制服(正確にはカッターシャツ)を長袖で通していましたね。
「先輩ほんとうにいつも長袖ですよね」と言われたことも懐かしい思い出です。
で、今日はサークル勧誘のための店だしの当番でして、曇り空ゆえの軽く肌寒い空気に耐えてました。シフトのミスで100分程度独りぼっちだったのがこたえました。
そして、店だしもそこそこに、カラオケ行ってきました。
前回辛酸を嘗めさせられたまねきねこです。
1時間10円というぶっ飛んだ料金で初めて歌ってきました。(2時間)
ただ、ワンドリンクオーダー制で、飲み物をお部屋に持ってきてくれるんですが、今日は1人だったんで凄くタイミングの考慮に苦労しました。部屋に入ってとりあえずぶらぶらして(ジュース来い)、エアコン調整して(店員来い)、JOYSOUNDだったんですがそれの端末弄ってみて(へぇこういう風になってるんジュースと店員来い)、もう1人カラオケ故の辛さ。そうか、カウンターで「1人ですね?」と3回くらい聞かれたのはこういうことか。仕方ないので諦めて予約しイントロが入った頃になってやっと店員さんが来ましたよ。け……KY!(違う)
あ、カラオケの方は全国順位のやつが難しいなーと思いました。
みんな点数高すぎ。自分は87〜89点あたりをフラフラしていて、「天体観測」(軽く1000人以上のスコアがある)とか歌うと全国順位が279位とか……どんだけー。上の人はどれだけお上手なんだろうとか逆に心配しますね。お前らアマチュアで大丈夫かっ。
ちなみに個人的な収穫は、気が付けばちょっとしたコツを会得して「リライト」が自分の高音域の方で歌えるようになっていたことです。おー、これはサークルで歌いに行くときに使えるぞ!
と言うわけで、総合的には満足して店を出ました。
きっとまた来るぞまねきねこ。招かれちゃうぞまねきねこ。
いつの間にか雨がやってきていて、小雨のうちに帰っておくかなと思いました。
が、ちょっと気になる買い物があるので、せめて下見だけでもしておこうかと反対の道を選択しました。
それはタイル張りのような広い歩道を行くルートで、信号の十字路で右に曲がり、下り、と動いていきます。
信号があるカーブ地点。
特に急ぎもせず漕いでいました。(渡る必要はない)
「今日のブログはカラオケの話かなー、平凡な内容だなー、でもネタないしなー」なんて考えながら。
建物に遮られていた曲がった先が見えてくる。
!!!
こ……子供が自転車でやって来た!
進行ルートが全く一緒だ!
やばい!!
急いでブレーキッ!
急に慌てて停止する車輪!
正確には効きが良い前輪!
雨に濡れ滑りやすいタイル!
勢いよく跳躍する後輪!
宙に舞う、オレ!
ガッシャーーン……。
一人で勝手にコケました。
軽く吹っ飛んで、とっさに骨折だけは避けようと受け身を取ったものの、結果的にその場で180度回転した自転車に軽く足を打たれました。あと背中も打ちました。
そして。
今日に限っての半袖ゆえの、ひじ損傷(出血)。
な……何で今日なんだ!
今日じゃなきゃいけなかったんだ!
レアな半袖の時に限って露出部分を怪我とか、ばかじゃねーか!
あとネタが無いって言ったけどこういうのは求めてねーよ!
そういう雄叫びをもの凄いスピードで脳内生成しているとき、自分に呼びかける声が。
「大丈夫ですかーーー!」
あ……さっきの男の子!
小学生に本気で心配されているよ自分!
「大丈夫ですか!?」
「う、うん、大丈夫。もういいよ。ありがとう(ここは冷静にっ)」
「なんか向こうに落ちてますよ」
「う、うん、ありがとう(くそうリングキーのやつめぇぇ)」
恥ずかしい……悔しい……。
その時はポーカーフェイスを貫いて極めて無表情なクールさで終わらせようと無意識に努めていましたが、向こうが小学生だという事実が心の中で何度も暴れまくっているときに表情が悔しさに歪んだときもあったのではないかと思います。
てか、なんかこういう感じで子供に心配されるシチュエーション、前にもあったような……。
意気込んで図書館でゲーテ全集を借り、自転車のかごに載せて坂を下りながら出口に向かっていたとき、左右確認したためにその間の加速が止められず、車止めに正面衝突して足を打ち、しかも前の道を渡っていた小学生(かしこそう)に「大丈夫ですかッ!?」とマジで心配された……と。
何この自業自得。
マジウケるんですけど。
そして今回も似たようなものです。
で、どうして自分はまた小学生に心配されているのかなー?
なんか第3弾の予感がしてたまりません。
とりあえずこれから小学生は避けようと思います。
身体痛ぇぇ。