ネタが無いので寒い話

昼食を食堂でとっていたら、となりに座っていた4人(ひとりは中年男性だった)の会話が聞こえてくる。大学の食堂はいろんな学部の人が集まり、自分の知らない領域の話が不意に聞けたりしてたのしい。

「なんだか新しい冷凍保存の技術が開発されている」
そんな話だったが、自分も横で聞いていて疑問に思った。どうも物体を振動させて凍結を防ぎ、ひたすら低温で保存するためかなり長持ちするという理屈らしいが、凍らなかったら微生物も凍らないままでは・・・なんて考えてしまった。気になったので、調べてみると記事がありました。情報化万歳。

http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20050901A/
より、勝手に引用させていただきます。興味深い記事なので是非一読を。

「食の世界の常識が変わる!」

これは電磁冷凍と言われるものであり、冷凍庫内の磁場により、食品内部の水分子を振動させながら、氷点下10度前後でも凍らない「過冷却状態」をつくる。そして氷点下20度以下で一気に凍結させるのである。

食品の外側と内部との温度差が生じず、全体的に均一に温度を下げ凍結させるため、食品細胞の粗大化を抑え、組織破壊を起こさず、アミノ酸有機酸、鉄分などの旨み成分を閉じこめたままの冷凍が可能となった。

この電磁冷凍の食品は、組織破壊を起こさず解凍後にドリップ(液状現象)がでないのが特徴だ。

う〜ん、わかるようなわからないような。こっちの分野は全然詳しくないのでアレですが、すごい技術だと思います。←何かバカっぽい発言
リンク先の技術によると、これを開発したところは既に品質を劣化させずに野菜を1〜2年間保存する技術まで確立しちゃっているそうな。気持ちの上ではそんな野菜なんて食べたくもないけど、いつかこの技術が必要となってくる可能性を感じます。


残る問題は、一般家庭ではそこまで野菜を凍らせることもないということですね。