昨日買ったCDは特にプレミアついていなかったけど…。

pechon2007-07-10

昨日はわけの分からない文体になってしまいました。関係者一同、深くお詫び申し上げます。中途半端にエッセイを読んでいるといけませんね。無駄にひらがなを乱用したくなる。
今読んでいるのは、銀色夏生つれづれノート1」でした。面白いです。あの文体は、この作品の影響を中途半端に受けた結果でした。本当にすいません。銀色夏生さん、すいません。

では日記。

今日は8時20分くらいに目が覚めた。一桁の時間、久しぶりだ。およそ一週間ぶりに、食堂で朝食をとり、またCDのワゴンセールを見てから(SMAPのライブ盤を買った)授業へ。「心と社会」という心理学の授業。いつもこのときは体調が悪く、気絶してばかりだったが、今回はかろうじて持ちこたえた。等質性と異質性の話。結びつきが強い者同士のグループにおいて、「みんな同じ」という意識が異質者の排斥を招く→環境変化への対応が上手く出来ない、そういったお話。

次の授業はボランティア実習。今回が最後となる。
点字の勉強を少しだけ受けた。50音にしても、配列というか、ルールが上手く定まっていて(「あ」の母音は6線のうち左上に常に位置する等)、学ぶだけに関しては、非常に理解しやすかった。授業を受けるボランティア実習室というところは、ハンディキャップのある人でも情報利用が出来るように、さまざまな設備が整っていて、今回はこの点字に関して、点字をプリントアウトする、プリンターを見せてもらった。昔は点字をタイプライターのようなもので一個ずつ打っていたのに、時代はここまで来たんだなぁ、と感動。こういう技術が、科学の本当に正しい使い道、だと個人的に思う。機材は20万以上するらしく、やはり資金がないと利用は大変なようだ。また別に、「浮き上がる紙」というのも見せてもらった。これは、例えば地図なら、建物のところだけを、特殊な機械を通すことで浮かび上がらせる(盛り上げる)ことが出来るもの。一枚が高いらしく、なかなか大量生産はできないだろうけど、こういうツールもあったとは・・・生活デザインひとつとっても、世の中知らないことが多すぎるなぁ。
ただ、こうやって地図のポイントだけ浮かび上がらせても、それを「読み取る」人は距離感はつかめないのでは?思うに、位置感覚くらいしかわからない気がする。それはまた点字で縮尺を示すのかな・・・なかなか難しそうだと思った。

帰りに、懲りずにまたCDワゴンセールを覗き込む。吉本ばなな原作「キッチン」の映画のサウンドトラックを発見。気になったので購入。家に帰って、流通価格を調べる。


オークションでも5000円。


まじすか。

久しぶりのアタリ(金額の上では)。前に書いたレンタルショップ漁りのときにも、実は1枚そういうのがあった。ディズニー映画「バルト」。これのサウンドトラックがレンタル落ちにあったので、何となく購入。10円だった。Amazonで出品者価格を見ると、8000円越え。しかし違うところで定価販売していたし、正確にはアタリではなかった。レンタル落ちだし。

今回の「キッチン」は新品。ケースが若干割れてはいるが、交換すれば新品と同じになる。
5000円は相当低く見積もった値で、「ほぼ新品」ということで考えたら、5桁はいくと思われる。

うわー、どうしよう。どこかで目をつけられて、押し入り強盗に遭わないだろうか。(自分勝手な被害妄想)


妄想してみた。


深夜3時。課題を終えた僕は、そろそろ布団に転がって寝ようかと思っていた。部屋の明かりをリモコンで消す。朝日を浴びないと起きれないので、カーテンは半分開けたまま。
ガシャン…ッ
小さく、ガラスが落ちる音が目の前の戸のあたりから聞こえてくる。あまりに微かなので、隣の住民は気付かないだろう。
誰だ。ベランダは入り口じゃないぞ。
ガチャン、と割ったガラスの小さな穴から鍵を開け、ぬっ・・・と人影が戸を引いて現れる。向かいのアパートの常夜灯が逆光になって、相手の顔がよく見えない。道路には全く車が通り過ぎない。
急いで明かりのリモコンを探すが、なかば混乱していて見つからない。携帯はどこに行ったんだろう。

「おい、お前」人影が喋る。恐怖から体が震え、自分に向けられて発せられた言葉だという当たり前の判断をするのに2,3秒かかった。
「な、なんですか」自分の声が震えるのがわかる。

「お前、キッチン買っただろ」

何を言っているんだこいつは。

「はぁ、キッチンは後ろの戸を開けたら備え付けてありますけど」
「何とぼけてんだよ、今日大学の生協で買ったんだろ?」
「ち、違いますよ。キッチンはこのアパートにもともと付いていました」
「ふざけんな、いいからはやく寄越せ。アレは高く売れるんだよ」
「いや、キッチンは持って帰るの難しいと思いますけど…それに誰がキッチンなんて買うんですか?うちのガスコンロ、そんなに良いものでもないですし、水道管も…」
「うるせぇ、黙らせてやる」

ドスッ

「グウゥッ」


刺された。


〜Fin〜


やばい、大変だ。
アルバム一枚買ったせいで、刺されてしまうなんて!このままだと命が危ない。

どこかで上手く売るか…でも定価以上の値段でモノを売る度胸なんてないし…。

小心者なので、このまま大事にします。刺されるのは怖いけど、頑張って乗り切ります(根性論?)。
どうかウチのキッチンが狙われませんように…ッ!!