釣りか……

ウチのリンク元に「人に言えないこと」というキーワードでの検索があったので、心の中で小躍りしています。こんな珍妙な名前にした甲斐があったというものです。目指せ「人に言えない」サイト。
あんまり人に言えないことしてませんけどね!


…………………………


今日は朝一番に英語の授業。予め教室番号をメモしているのでその場所に行くと、前期とは違う、広い講堂でした。
「あれ、やっぱ後期は落としやすいのかな?」と思いながら、明日に提出が迫ったドイツ語の宿題をやっていると教員が登場。てきぱきとパソコン画面をスクリーンに映し出し、幕には小さな女の子が出てきました。


「これ、私の娘です」


そうじゃなかったら怖いわ。
教員はそのまま話し出しました。
「今日はなかなか人が多いな……この中で、理系じゃなく、文系の再履修の人いる?」
あれ? 英語なんだから、再履修が多いのはむしろ理系のはずでは……
「おおーっ、結構いるね。なかなかチャレンジャーだ。では、まず前期の復習からやりましょう」
え? まさか……


「前期の物理は」


アッー!!!


ちょい待ち! 自分は物理2コマ目ですから! 思いっきり教室間違えてるじゃん!
そのまま語りが始まったので、急いで荷物をまとめ(とっくに授業時間)、こそこそと、しかし早足で教室を出て行きました。
相手が背を向けているのを見計らって飛び出していったのですが、ドアの近くで気付かれたらしく、

「あれ?」

と声が聞こえたので、そこで加速して逃げ出しました。きっとすぐ後で「どうしたんでしょうねぇ。教室間違えてた?」とかってネタにされているに違いありません。でも立ち止まって理由を説明するのはネタにされる以上に屈辱なので(自分の内で)、それだけは避けたかったのです。


寺に駆け込むような勢いで、ここかと思う教室へ。そっちで正解でした。前と教員が変わっていたからちょっとびっくりした。
ところで、こちらの教授はちょっと面白い人でした。
成績評価の方法について説明して、そのあと
「どうしても成績が悪い人のために、ひとつだけ、方法があります」
いきなり話し始める。
「私はいまチヌ(クロダイ)釣りにはまっていましてね。なんと、学会に出るよりも釣りの会に出る方が多いんですよ」
太公望
「そこでなんですが、チヌを私の前で釣って、それが50センチ以上のものであれば、その時点で、釣った人の成績は“S”です」
は!?
「釣ったら、もうそこから授業に出る必要はありません。最高評価を差し上げます」
何言ってんだこの人!?
「どーぞどーぞ、釣りたい人はどーぞ釣って下さいよ」
英語と釣りに何の関係があるんだ!!
「過去に教育学部の人が1人釣りに付いてきて挑戦したんですけどね、彼は釣れませんでした」
おったんか。


これはおかしすぎると思う。


単位を与える基準はそりゃ教授それぞれだろうけど、いくらなんでも「釣り」はないだろう。常識的にありえない。何だ、大学で「何でもあり」なのは学生だけじゃなく教授もなんですか。


大学って、それ自体がもうフリーダム?