立ち読みクライシス

今日はHUNTER×HUNTERの最新刊が発売です。せっかくだから買って読もうと思い、書籍一割引の大学生協へ行きました。


最後の一冊が立ち読みされていた。


これ、マジむかつきますね。「え? 雑誌は捨て本があるけど単行本は違うだろ!?」と言いたくなります。また「近くにブックオフあるじゃん! そこで待て!」とか。
自分は、さすがに見知らぬ人の手垢にまみれた(ていうかその瞬間を見た)本をわざわざお金を出して買う気はしません。もはや中古と同等なので。
しかし、あまりに腹が立った(完全に一方的だが)ので、逆にこれを買ってやろうかとも考えました。


立ち読みの輩に言うのだ。


「すいません、買うんでそれ渡してください」


リアクションが実に楽しみである。それはもう、鳩が豆鉄砲を食ったような表情になって「え、あ、はぁ、どうぞ」とか「うわ、すみません」などと素直に渡す可能性が高いだろうが、もしかすると、


「悪いけど、今いいところなんで」


いいところもなにもアナタ。


まさにマンガの悲劇である。クライマックスに差し掛かっていたならば手放したくない一心で、思わずこう口にする恐れもある。
まぁ、商品を手に持つこと自体「カートに入れる」状態なので、それを横から声掛けして持ち去ろうとすること自体おかしいのかもしれない。
でも、半分以上その場で立ち読みしてから買うのも、ねぇ?


しかし本の読み方は人それぞれ。一秒でも早く続きを知りたかったのかもしれないので、そこはぐっと言葉を押し殺し、場を離れました。


数時間後、食堂帰りにまた同じショップに立ち寄る。


別の人間が立ち読みしていた。 最後の方だった。


やはり、最初に声を出しておくべきだったか。


HUNTER×HUNTERは普通の本屋で買うことにします。