点字の話とお願い

今回は早めの日記です。朝って。日記じゃなくてメモじゃないのか。個人的には日記は寝る前に書くものだと思っていますが、そういう意味ではブログの[日記]というのは矛盾していますね。 [出来事]くらいの方が合ってる気がする!


……さて、前置きが長くなってしまいました。今日は少しお願いも含めて書きます。


今朝、大学の1コマ目から「障害者支援ボランティア」というものがありました。以前書いたこともあった気がしますが、これは大学内にある「ボランティア活動室」に赴いて手話の勉強をしたり、記録した講義映像に音声字幕をつけたりする授業です。授業というより「活動」と書くべきですかね。

さて、今回(後期)自分は視覚障害者の方の手伝いも担当することになって、今日はその第一回目でした。

かなり年上の男性がその人で、テキストの朗読を頼まれ、それを録音しました。喋り……というよりも滑舌(そして一発読み)にはそれなりの自信があるので、そんなにかむことの無いまま、70分ほど何とか読み通しました。後半舌が疲れて濁音の発音が厳しくなりそうではありましたが、ここは重要な役割だから根性で突破。

そしてボランティア実習生としての今日の活動は一応終わり、その後少しだけ相手の人と話をしました。


この方は今点字の大きさを調べておられるそうです。具体的に言えばあの丸(突起)の直径、そして高さ。正確に細かい数字で知りたいらしく、何人かの工学部生にも聞かれたそうですが、みんな「ノギス」としか答えられなかったそうです。「なんちゃって理系」の自分にも、副尺がついたノギスしかその場では思いつきませんでした……。

しかしノギスだとあの小さな点字は測りにくいだろうし、何かと非効率的で、しかも測定結果が不安定な気がします(器具のサイズ的に)。今風に考えるとレーザーみたいなもので測ったり出来るのかもしれませんが、自分の記憶の中で思い当たるのは、以前大阪大学で見せてもらった二次元から三次元を書き起こすとかなんとかの装置だけです。(あの時は何千万円するよとか自慢されたっけなぁ)

「そもそもの製造者に聞けばいいじゃない」と考えられる方もいらっしゃるでしょうが、一般に点字は紙に型を押し当てて作られるので、その際の力具合、角度などで結構サイズが変わり、安定しないので、一概に「大きさはこうだ」と言えないそうです。ネットには規格みたいなのが乗っていますが、上記の工程のせいで実物になるとそれぞれ違いが生じているらしい。ならばせめて現物からサイズの平均でもとることが出来たら……というのが今の考えだそうですが、あの大きさでありながらものによっては直径にして0.4ミリくらいの違いがあるらしく、これじゃあ平均の出しようがありません。

結構事態は面倒なことになっていますが(そもそも規格が遵守されていないのもどうなんだろう)、とりあえず今は(平均を出すには問題があるけれども)大きさの正確な数字を知りたいそうなのです。このように点字みたいな小さなものの大きさをきちんと測る手段について、なにか良い知識、意見、アイデアをお持ちの方が偶然いらっしゃったら、コメントかメール(プロフィール記載)にて教えていただけると非常に有難いです!