槇原敬之「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」

すいません、たびたび書いておきながら放置だった槇原敬之「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」ブツが実家にあるため(後日送ってもらう)、フル試聴(後半記載)を利用してやっと聴けました。
まだ1〜2回ずつしか聴いていませんが、自分なりのファーストインプレッションとしては「予想通り、新古入り交じった」というところです。ついに、ついに昔のラブソングの表情が現れてきた! かつてのマッキーのラブソングをこよなく愛する人間としては小躍りする嬉しさです。アレンジも前作「LIFE IN DOWNTOWN」とはうって変わって落ち着きを見せ、またそれぞれが特徴を持ったメロディーで、まさにポップ職人の真骨頂。これまでで好きなオリジナルアルバムのタイトルを個人的に挙げると「UNDERWEAR」「Cicada」「Home Sweet Home」となっておりますが、今作はこれらと並ぶお気に入りになりそうです。近年の傾向に対して賛否両論あるだろうけど、この作品だけ切り取って考えると、1枚としての完成度はヤバイですね。
特に気に入った曲は、試聴の時から変わらず「赤いマフラー」ですね。マッキーの楽曲のうちお気に入りベスト5に一気に食い込みました。失恋の感情が交ざった、またメロディーさえも物語を展開する、非常に凝った素晴らしい出来。大学のパソコンルームで聴いていて、周りに多くの人がいるなか、はらはらと涙を流してしまいました。「LOVE LETTER」もそうですが、どうしてここまで情景を思い浮かばせて、そして泣かせる曲が書けるんだ。ものすごく感情を揺さぶられたためか、次の授業中も涙がこぼれたり……って一体どこまで感動しているんだか。これもまたファンに大きく支持されるスコアになりそうですね。いつかオーケストラライヴで聴くことがあれば、号泣必須。シングルカットされるようなので買おうなぁ。
えっと、ちなみに自分がCDなしで聴いた方法は「Yahoo! ミュージック サウンドステーションhttp://station.music.yahoo.co.jp/)」です。アーティスト名がランキングに載ってます。期間限定、シャッフルオンエアで全編試聴が出来るので、もしよろしければどうぞ。「赤いマフラー」がかかったときは、是非歌詞も検索してご一緒に。より一層グッときます。また、目当ての曲が来なくてスキップを繰り返しログインを求められた場合は、リンクをクリックし直したらまた再生されますよー。
自分自身まだ聴き込んでないので、実物の高音質を堪能してから、もう少しマニアックなことも加えて具体的に感想を書きたいですね。