バスをください
冬ですね。自分のいるところでは、吐息が白まない日が無くなりました。冷たい飲み物はもう飲めません。一人暮らし一年生ですが、環境が変わってもふるさとの感覚で過ごそうとしてしまいます。しかし僅差が大きい。沖縄の人が本州に来て寒いと言う話を聞いたことがありますが、よくわかりました。
それはそうと、
お湯が沸かないってどういうことですか。
自分も人間です。お風呂には毎日入ります。
今日は用事で時間が出来たのは日付が変わってからでした。就寝まで時間を空けた方が良いので、すぐに風呂の支度をしました。うちのところは半自動給湯システムとでもいいましょうか、給湯温度を設定してボタンを押し、給湯栓をひねれば、設定した水量まで給湯したあと一時的にお湯を止め、こちらに湯がたまったことを知らせてくれるというものです。
今回ももちろん、給湯ボタンを押して給湯栓を開きました。ざぁぁと水が出てきます。もう少しすればお湯に変わり、良い具合になってくれるだろう……。
「ざああああぁぁぁ…ぁ……ぁ………………」
(完)
30秒くらいで水の音が消えました。
アレ? 水量全然足りなくね? これじゃあ手を洗うことくらいしか出来なくね? それとも自分にはこのくらいで十分だってことですか?
しかもそれは水のままでした。沸いてない。いま沸き上がるとすれば自分の悲しみくらいだ(意味不明)。
少し考えども原因が分からず、仕方ないので自動給湯は諦め普通にお湯を入れようとしました。
ずっと水でした。
そうか、これはもうお風呂は諦めろということですね! ポットもなく、ガス代は勿体ないこの身分からすれば、もはや銭湯にでも行くしかないとか、そういう諦めの促しですね! わかりました!
勘弁してくれ。
なんででしょう。なんでなんでしょう。寒いからでしょうか。朝には気温が氷点下に届いたりするからでしょうか。確かに今現在も十分冷え込んでいる。床はもはや「凍っている」という形容を与えることが可能です。
もうよく分からないので「寒さのせい」だということにしておきます。故障だとは思いたくありません。だって……それだったら明日も風呂に入れないんだもの……。