早いものです

今日は多くの国公立大学の前期試験が行われました。可愛がった高校の後輩たちも、親の命令で学生ながらも再受験させられた友人も、とりあえず、お疲れ様でした。自分といえば「体調崩してないかなぁ、頭ちゃんとはたらいているかなぁ」などと仕方のない心配ばかりしていました。


お昼の3時過ぎ、再度受験する友人から試験が終わったとのメールが届き、すぐさま労いの言葉を打ったところ、相手からも素早い返信が。



「死にたい」



どうしたんだ友よーッ!? 


焦ってすぐさま電話しました。


「どうした! 大丈夫か!」
「もう駄目だ。全然できなかった」
「大概『もう余裕』とかいってる奴に限って落ちるもんだ。そのくらいがちょうど良い」
「嫌いな英語が無いからここを受験したのに」
「センターも悪くなかったんだし、自分なりとは言えきちんと努力したんだろ」
「……」
「どうした」



「新幹線、結構速かったなぁ」



いくらなんでも気が早すぎる。



「ちょっと! 確かに一瞬で終わるだろうけど、まだ受験自体が終わってないっての!」とかよく分からない励ましをして、会話を終わらせました。冗談は軽く受け流すとして、向こうはかなり気を落としていたのでちょっと心配。死にはしないが、万が一後期試験まで持ち込んでしまったときにモチベーションが維持できるのだろうか。


まぁ、一年前の自分と言えば、試験の出来を悔やみ散々泣いた後で吹っ切れて(開き直って)ゲームしてましたがね! 「どうせ後期は面接だよ!」とか投げやりになってましたよ! 受験生なんてそんなもの……ではないですね、ごめんなさい。
後期試験も筆記テストがある方が殆どのはずなので、やっぱり受験生はあともう少し頑張ってください! ファイト!せめてエールを送る資格があるようにと、こちらも自分なりに努力の日々を送っている、つもりです。


明けることのない夜が来ることはない。
春の来ない冬は訪れない。
後悔の無いよう、ここまでの努力をついぞ最後まで続けてくださいと、祈っています。