狂気をたたえる美しさ

みなさんこんにちは。
恋愛解禁により狩りはG級へ! pechonです。




いや、何かっていうと『モンスターハンター』のことですが。




恋愛宣言により色々と意識が変わってきて(多分)、モンスターハンターの広告を見るにつれ「3.27 狩猟解禁」とか「狩友(とも)とG級へ!」などの文句が色々と違う見え方をしてきました。




「3.27 狩猟解禁(主に女性を)」
「狩友(とも)とG級へ!(狩猟内容:グレイトな女性をナンパ)」




我ながらどうかと思う。グレイトって……!(そこか)




…………………………




さて、ちょっとだけ絵描きっぽいことを。



今日、大きい本屋に行ったんですが、そこで気になる作家を見つけました。




松井冬子




ご存知の方いらっしゃるでしょうか。新進の日本画家女性です。まだ30歳ちょっとの方なのですが(日本画家かよ、とびっくりするくらい美人です)、描く絵が物凄い。


自分は、現代芸術において、ここまで「罪」と「痛覚」を感じさせる作品を見たことがありませんでした。


いわゆる「幽霊画」に属する作品が多いのですが、たんなる「得体の知れないもの」というおどろおどろしさではなく、その表現に由来するものは間違いなく「認識される恐怖」であり、「狂気の中に潜む痛み」(痛みの……ではないです)。画集を見て圧倒されました。深い深いところまでずぅっと溜め込んだコンプレックスが噴出しているようで、一体どんな感情を持てばこのような筆致に精神が耐えられるのか、考えただけでも恐ろしいです。永遠に破壊されるとでも言えば良いのでしょうか、刹那的と言うよりも、何というか、カーテンで閉じられた暗がりの部屋の中、叩き割られたガラスの破片がその瞬間で「停止」して、微かな光をただただきらきらと乱反射させているような、儚さと自己主張が同席している印象を受けました(そういう意味では椎名林檎の『本能』のPVに似たところがある気がします)。美しすぎて怖いという感情は、きっとあのような絵(あるいは作家自身)に喚起される感情なんだろうなぁ、と。絵のテイストとしては実に日本画らしい作品です。ただ、表現されるものがぶっ飛んでいるだけで。


しかし自分の悲しい文章能力では本当のところは表現できないので(言い訳)、せめて一緒のサークルの人は大型書店に行くか(割と大きい本で、5000円します)ネットで画像を検索してみてください。一枚でも見ておく価値はあると思います。


まぁ、今日はその紹介ということで。画展がやってきたら何が何でも行きたいなぁ。実物を、一目だけでも……。