バイトの開始
家でじっとしていると、やがてゴトゴト物音が始まったので、よしきたとラフな格好に着替え、外に出る。
「あのー……」
「あら! 本当に来てくれたの!」
そこからはあっという間。
じきに自分は作業着姿になり、ゴム手袋をはめていました。
作業場は自分の部屋のすぐ近く。移動時間5秒。
部屋の入り口、台所周りを手伝ってくれ、と言われました。
「まずこれで軽く拭いて、それからこっちで2回くらい拭いて……」
と、折々に教えてもらいながら、せっせと働く。
「本当に倒れそうな状態だったから……」
あー……やっぱりかなり大変な状況だったんですか……。
決断して良かった。
少しでも力になれるのであれば。
……といっても、実際に「とても綺麗に」するのは大変。
何といっても「執着」しないといけない。
「これで良いか」というような掃除の仕方では、全く駄目。
他の作業員の方にも色々教えてもらったり、注意されながら頑張ること夜10時まで。
久々に本格的な肉体労働をしたため、かなりの疲労感が……。
とりあえず明日も掃除があるので、頑張ります。
文章が全く練られない現状(あまりに空洞なディティールに我ながらびっくり)からよく分かりますが、かなり疲れてます……。
…………………………
ところで、今日手伝わせていただいたところは、やはり業者としてされているだけあって、他の作業員の方がかなりこだわりを持つというか、全く妥協されないので、
「ここはちゃんと拭いた?」
などと何度も指摘されました(やってるけど落ちないところもあるし、完全な自分の落ち度もある)。
その都度「頑張れー」「仕事ってこういうもんよー」と励まされましたが、当の本人は……全く辛くない。
というのも、高校時代の放送部はこれどころではなかったので。
何故か人格を攻撃されたりもしてきたので。
一体どれだけの間、激しい雨に晒されていたのだろう……。
そういう経験があるので、何というか、「仕事に厳しいのは、プロとして当然じゃね?」という思いが根底にあり、しごかれるのは別に苦じゃない……。Mですか。いやいや、何にせよ、身を置く場所は厳しいに越したことなし。駄目なところを駄目なまま放っておかれる方が困るというものです。
当時も「こういう経験がいつか必ず役に立つ」と信じて頑張ってきましたが、今、改めて思います。あのときのみなさん、本当にありがとうございました。
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
それにしても、このお仕事本格的に自分のアルバイトにされてしまいそうで怖いんですが。
すでに同時に抱えているものが学業以外にもいくつかあるので、全て成立させられるのだろうか……。