時間という余裕が必要

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最近、表現ということに対して、情熱がふつふつと沸き立っています。


たんに、すぐれた文章を心に吸いこんでいくだけではなく、取りいれた芸術や、なにも無いところにふっと浮かび上がってきた、じぶん自身の中にある光点を、全身からしぼり出すようにして、なにかの形にしていきたい。


「おれは、なにが表現したいんだ?」と、久々に感じるようになってきました。
桜がぱぁっと花開き、キャンパスを彩っていって、だれかと一緒にその様子をじっとながめて、風が吹き、雨が降り、ついに花びらが散っていって、そのとき、ざぁぁと春の去る音を聞いて、少しのあいだ、心がからっぽになっていたみたいです。今までたくさんの真剣さや義務や悩みや倦怠をぎゅうぎゅうに詰め込まれていたものですから、反動でしょうか、やたらと、自ら創りだしたものでその器を満たしなおしていきたい欲求があるのです。



絵を描きたい。



今日のサークル(アクリル水彩同好会)では、近々、缶バッチデザインコンテストを内輪で、勝ち負けもなにも無しにやろうという話になっていました。ので、そのための絵を描いておりました。


最初は抽象的な絵を描いて煙に巻こうかと考えていたんですが、どうも上手くいかないので(表現したいくせに実力は無い)、結局あまりサークルでは用いないマンガタッチの方で描くことにしました。
また作品が返ってきたなら載せたいところですが、妙に可愛い絵です(色鉛筆画)。
男のくせに、というと各方面から怒られそうですが、本当に「あんた、本性はアッチですか?」と言われかねない感じです。というか、たまに言われてしまいます。違いますから。


で、今日の日記で載せているのは、色塗り案でボツったやつです(下絵も後で修正を加えました)。
自分は毎回描く課程で色を決めていくからややこしい。別に配色センスも知識もあるわけではないので、どうしてもヘンテコな色合いになってしまうのです(学べよ)。


サークルに、とんでもないくらい色鉛筆が上手い人がいるので(一部では「色鉛筆の魔術師」と呼ばれていて、内部にファンもかなり多い)、これから技を盗んでいきたいところです。