生理現象の強度

レポートをWord等で作成しネット上で提出せよ。
〆切は来週の12時とする。


そんな課題がありました。
言うまでもなく、〆切はこの記事を書いている本日でございます。


君は課題を与えられて出さなきゃならないとき何を考えてる?
私のポリシーはね・・・〆切まで放置して放置して放置しまくることよ!


って某水タイプのお姉さんよろしくな信条に従うが故の苦闘。
いや、主に苦しむのは自分の成績なんですが……しかしこれこそ我が美学!
レポートはギリギリまで引き付け板野サーカスばりに華麗にかわす!
あ! かわしちゃ駄目だ! 逆に墜落する!(単位が)


ってことで昨晩から着手して頑張っておりました。
なんかレポートの一般的な形式は目的とか理論とか考察とか参考文献とかが記入してあってうんたらかんたらと学生をところてん式にせんばかりの勢いで指示がなされておりまして、もう、めんどいっちゅーねん。レポートは自由形式で書かせてくれっちゅーねん。
いや、それでも同じような形式になるけど……まさか、これ近い将来プレゼンを手掛けるようになってもまた枠を押し付けてくるのかなー?


ま、それはひとまず置いといて。
昨晩はギリギリまで頑張ったんですが、他の雑事に追われていることもあり完了しなかったんですよ、課題。
微妙に悔しいまま就寝すると、目が覚めたら時計が指すのは「8時35分」。
じゅ……授業まであと10分だよ!
身の回りのことを殆ど放棄して大学へダッシュ(自転車で)!


少しだけ遅れて講義室に入りましたが、昨晩の疲れがひどく残っていたせいか数分後に気絶。
そのまま終わりまで意識が飛んでいました。やばい。来週テストなのに。


そして目が覚めると、ものすごくお手洗いに行きたくなりました。
そうだ! 朝急いだからまだ何にも……。


しかし、ここで上に書いたレポートが効いてくるんですよ。
期限は本日12時ジャスト。
ただいま10時30分。
優先順位は決まり切っています。
そして、僅かでも早く提出した方がいいに決まってるッ!!


ってことで生理反応に逆らったまま、パソコンルームへ。
ガリガリと作業を進めます。


昨日の続きからだったので、なかなか順調に作業がすすみました。
そしてその間ずっと集中の邪魔をしてくる生理的欲求。
負けるものか、俺は課題をやるんだ!


パソコンにスイッチを入れてから数十分。
そろそろ課題も終わりそう、ってところでいよいよ「いい加減ヤバイんじゃないか」という感じになってきました。やっべこれ○○炎(伏せ字)になるんじゃね?


そう思ったが最後、いよいよ意識はW.C.の方へ吸いこまれていきます。
とっとと課題を終わらそう!
憚りに入るために!


指先のタイピングがどんどん音を荒げていきました。
この瞬間、まさに自分は直ぐさま手水を使うためにパソコンを使っている状態。
急げ急げ。


「さぁ、これで終わりだ! 提出してやる……覚悟しやがれ!!」


ファイルを保存し、メールに添付してから「送信」をクリック!
威勢のいい音と共に、「送信中」のメーターが表示されます。



メーターがぐんぐん進む。


5分の1。


『さて……これで終わりだ。レポートもきちんと出来たよな。考察がっつり書いたし。』


5分の2。


『指定されたレポートの形式……目的とか、理論とか、参考文献とか……』


5分の3。


『ん、参考文献は無視したけど、大丈夫だよな』


5分の4。


『そういえば理論のあたりは実験で示されたリンク先のファイルからほぼ丸写しした……これって、やっぱり……』


5分の……


『ああああ!! ちょ、ちょっ……』


送信完了。



やってもうたーーーー!!!



先生ー!
pechon君が勝手に形式を無視しています!
参考文献あるのに書いてません!


ウホッ!
やっちゃったよ!
ところてん式になれない自分!
なんてこった、これじゃ減点だ!


もう一度送るというのは、さすがに不味いよなぁってことでパス。
訂正文もパス。余計減点されかねません。
見落としを無くすための猶予なのに……うあー。



うーん、もうちょっと心に余裕があればこういう見落としはなかったのかなー、なんて後付けでくよくよ。
途中から完全に「お手洗い」に意識がいっちゃって、あらゆる行為が「なるべく早く行くために」というベクトルに働いてしまいました。



生理現象って、強いなぁ。



冷静に何かをやろうとしていても、その要求がある限り、優先順位の頂点を奪い取られちゃう。
それに逆らうというのは少々無理が過ぎるということで、今回のような「急ぎすぎた」結果に……。


うん。
本当に今更で、当たり前なんだけど、改めて……実感した。



集中するには、予めお手洗いや食事、水分補給を済ませておかなければならない!



本能的な体の欲求は早急に満たすべきです。
さもなければ意識が引っ張られます。
結果として作業効率大幅低下、あるいは重大なミスを犯しやすくなる。
多少作業が遅れようとも、出来るだけ素早く生理現象に対処した方が、結果的には理想的なものになるということですね。
いかんなぁ、急ぎすぎ……。


まぁ、関係無しに1番良いのは「仕事は早く済ませておく」ことなんですけど。
でもそれは逆に「生理反応」的に体が拒んじゃう……。
もう、やっかいなポリシーだこと!



どさくさに紛れてポリシーごと体のせいにしましたが、結局自分の性格が100%原因ですね。
ごめんマイボディ。








今度の課題は提出が7月です。
でもギリギリまで放置してしまいそうな気がしてなりません。
だけど次はもうテスト前だよ!!
どうする!?(早くやれ)