『B型自分の説明書』

pechon2008-04-11

講義が終わりぼーっとしていたら、サークル(アクリル水彩同好会)のメーリングリストから「花見しましょう!」と連絡が来たので、颯爽と輪に加わりほのぼのと時間を過ごしていました。いきなり大学で花見に誘ってくる先輩はステキだと思います。
夕暮れ頃になり、友人とご飯を食べてから、ぶらぶらと買い物へ。大学生ってだいたいこんな風に生きています。
そこで面白い本を見つけて、思わず手に取ってしまいました。


『B型自分の説明書』(jamais jamais)という本です。


B型自分の説明書

B型自分の説明書


……えーと、こんなタイトルの本を選ぶ以上、はい、自分はB型です。
ごめんなさい。
血液型の話題大好きです。
それで「統計が〜」とか言う人に遭うと本気で反発します。
ごめんなさい。


で、この本の内容ですが。


これは、
うまく自分を説明したいB型の、B型の実態を知りたいB型以外のための、B型説明書です。


という名目で進められる、項目チェック型のB型解説書です。


まぁ、解説と言っても単純明快です。
一問一答。
エスノー。


さて、載っている分の本当に少しだけれど、並べてみます。
B型の人も、B型じゃないけどB型の友達・恋人がいる人も、レッツチェック!


□ 集団行動で1人だけフラフラ散歩したりする。
□ 人の顔、名前、あんまり覚えてない。というか覚えない最初から。
□ 歩いているとき、道のでっぱりに上る。
□ 目をこする時間が長い。妥協は許されない。
□ 人の話聞かない。
□ 「ごめん」は自分から言わない。言えない。
□ 追われると逃げる。追われないとすり寄ってく。
□ 反対意見は大嫌い。
□ 筆記試験の時、見直しするけど途中で飽きる。
□ 自己責任の「やんなくちゃなんないコト」はダラダラやる。
□ 連帯責任の「やんなくちゃなんないコト」はガツガツやる。早く終われ。早くっ。必死。
□ 自分には自分のやり方があるから、アドバイスなんていらない。
□ やたらカバンが多い。
□ いらないモノも持ち歩く。
□ 買ったらすぐ開けたい。ビリビリ。


さぁ、どうでしたか? みなさん、どれくらい当てはまりましたか?


え、ワタシ?





全部です。





まー、これは本当によく分析しているというかなんというか。
B型の人に当てはまると言うよりも、B型以外の人間には当てはまらないんじゃないのか? と思ったりもします。どーなんだろー。


しかしとにかく、これはB型の人はかなりチェックが入るかと思います。
少なくとも自分両親家族親戚友人先輩後輩知る限りのB型は殆ど当たってますねー……。
つーか、当たりすぎ! 怖いわ!
特に「歩いているとき、道のでっぱりに上る。」はぐさっと心に刺さりました。ちょうど大学でも花壇に上ってバランスを取りながら歩いていたし、花見の時は転がっている大きな木片をわざわざ運んできてその上で意味もなく前後移動していましたから……。


あまりに的確なので、これはみなさんに配りたいです。



友人。
先輩。
後輩。
先生。
仕事先の上司。
恋人。(万が一できたら。あとB型じゃなかったら。)



あ、家族は別にいいです。
一族全員B型なので。
祖父母の代も全部B型! 俺は生粋のB型エリートさ!


……つまり世間から特に迫害されるということだな……。


まぁ、そういうことで、これはもう一冊配布用にストックしておきたいなぁ。
出会った人に、「これが私です。」ってお渡ししたい。
ちゃんと理解ってほしい。
自分を。
自分たちを。


B型は本当はナイーヴなんです。
傷つきやすい心の持ち主なんです。


エクスクラメーションを用いないのが誠意の表れなんですが、そういう分かりづらい気遣いにいつも気付いてもらえないのもまた、B型なんです。


べたべたされると嫌がり、ほっとかれると勝手に近づいてくる、そんなB型。(てか自分)
さりげなく他人を支えるのが好きだけど、いつも「理解」「気付き」という点で空回りして、結果、勝手に傷つくB型。(てか自分)


そういう二面性じみたところを「カワイイ」と思って構ってくれる女性を心待ちにして久しいですが、きっと永遠にその日は来ないでしょう。
だけどもしかしたらもしかするんじゃないのか……そう考えてしまっているのも、またB型たる由縁なのかも。あほじゃないです。B型なんです。やっぱりあほですごめんなさい。


とにかく、この本は興味から読まれても楽しめると思います。上に引用した項目がいっぱいいっぱい載ってます。(数えてないけど項目数は700を優に超えている)
統計学だとかそういう理論で無視される方はそれで結構だと思います。所詮サブカル
単純に「血液型」というジャンルの娯楽を楽しめる方だけ、軽い気持ちで読んでみてください。
書いてあることは面白いので。


あ……あと、この本の最後のオチには、特にA型の人は「なんだよそれぇぇぇ!!」ってなります。そうなる理由も何もかも、またA型たる由縁だと思います。


さて、続編『A型自分の説明書』も購入しようかなと……。